聚楽園の大仏は、愛知県東海市荒尾町に位置し、名鉄常滑線の聚楽園駅から徒歩圏内にあります。
1927年に建立されたこの大仏は、阿弥陀如来の坐像で、像高18.79メートルの鉄筋コンクリート製です。
日本で最初の鉄筋コンクリート製の大仏として知られていて、東海市のシンボルとして多くの人々に親しまれています。
記事はプロモーションが含まれています。またAmazonのアソシエイトとして当サイトは適格販売により収入を得ています。
「東海市しあわせ村」情報
以下「聚楽園大仏」を見ることができる「東海市しあわせ村」の情報です。
施設名 | 東海市しあわせ村 |
---|---|
住所 | 愛知県東海市荒尾町西廻間2-1 |
電話 | 東海市しあわせ村 052-689-1600 |
開館時間 | 24時間訪問可能 |
休館日 | 年中無休で見られます |
駐車場 | 無料:小型212台・大型あり |
全長・長さ・高さ | 18.79m |
料金・入場料 | 無料 |
聚楽園の大仏は、1927年に実業家の山田才吉によって建立された阿弥陀如来の坐像で、像高は18.79メートルの鉄筋コンクリート製です。建立当時は日本最大の大仏として知られていました。
昭和天皇のご成婚を記念して開眼供養されました。大仏の前には仁王像が立ち、参道や大灯籠、常香炉も建立時からのものが残っています。大仏の横には山田才吉翁頌徳碑があり、かつては山田才吉翁寿像もありましたが、戦時中に金属供出されました。
この大仏は、東海市指定の名勝および建造物として指定されていて、市のシンボルとして多くの人々に親しまれています。大仏は高台に位置していて、周囲の景色を見渡すことができ、製鉄所や東海市の街並みを一望できます。特に夕方には、西日を受けて輝く大仏の姿が美しく、訪れる人々を魅了しています。
建立から半世紀が経ち、体のあちこちにひび割れや内部に雨漏りが発生するようになりましたが、地元関係者の努力によって修復工事が行われました。1985年には修復が完了し、再び多くの人々にその姿を見せています。近年では、ライトアップイベントも行われていて、夜間には幻想的な雰囲気を楽しむことができます。
聚楽園の大仏は、建立当初から多くの人々に親しまれてきましたが、建立の経緯には、山田才吉の強い信念と情熱が込められています。彼は、名古屋市内の東築地に大正天皇御大典記念事業として人造石による大仏建立を計画しましたが、資金が集まらず、最終的には私費を投じて計画を進めました。場所も当初の東築地から変更し、才吉が知多郡上野村(現在の東海市)に営んでいた料理旅館「聚楽園」の敷地へ移されました。
1927年5月21日、京都・南禅寺管長の河野霧海を大導師に開眼供養が執り行われました。開眼供養には名古屋および地元の実業家600人、各宗の僧侶300人を招待して、300人の稚児行列や花火が上がり、近隣から多くの参詣者が訪れました。台座には国家鎮護のため一切経の写経石が埋められ、胎内には南禅寺から才吉が譲り受けた後桜町天皇の念持仏だった聖観世音菩薩が礼拝所の厨子内に安置されました。
また、毎年5月8日には上野町観光協会と上野仏教会が共催して花まつりが開かれていて、多くの参拝者が訪れます。また、近年ではインド映画『ボンベイtoナゴヤ』のロケ地としても使用され、国内外からの注目を集めています。