やよい天狗は大分県別府市、やよい商店街の流川通り入口にあります。毎年4月に開催される別府温泉のお祭りでは神輿として担がれる名物の像です。
1973年2月に設置された天狗の像です。火災の魔よけとして創作された天狗の像を別府の繁栄、温泉客への感謝の気持ちを込めて商店街に設置しました。
記事はプロモーションが含まれています。またAmazonのアソシエイトとして当サイトは適格販売により収入を得ています。
「やよい天狗」情報
施設名 | やよい天狗 |
---|---|
住所 | 大分県別府市北浜1丁目1-21 |
電話 | - |
開館時間 | 24時間訪問可能 |
休館日 | 年中無休で見られます |
駐車場 | 無し(別府駅周辺に有料駐車場あり) |
全長・長さ・高さ | 2m |
料金・入場料 | 無料 |
真っ赤な顔と大きな鼻が訪れる人を驚かせるやよい天狗。大分県別府市のやよい商店街の流川通り入口にあります。
木造の小屋に鎮座された天狗の頭が行き行く人の足を止めます。頭の大きさは約2mほど、大きな鼻も約2mと数字からその巨大さがわかるほどです。
白い髪の毛と髭、たくましい眉毛が迫力を倍増させてます。後頭部にも太く白い髪の毛が生え、後ろ姿だけでも迫力満点です。目線は斜め上を向き、町を睨むような眼差しで商店街全体を災害から守っているような表情です。
やよい天狗の近くには天狗といえば欠かせない巨大な下駄も。山の神様としても知られる天狗は、険しい山道もバランスを崩さずに歩けるようにと下駄を履いていたという説があります。やよい天狗も山道をスムーズに歩けるようにと、下駄が置かれています。
やよい天狗のモチーフとなった天狗は古くから厄除けの効果があると信じられ、日本書紀にも登場します。
無病息災、地域の安全のシンボルとして作成されることがほとんどです。1688年に別府村北浜地方で大規模な火災があり、多くの被害を出しました。これ以上の被害を出すわけにはいかない、この地域で新たな災害が起こらないようにと当時の藩主によって火事を防ぐ神様を神社に祀りました。
その町を思う気持ち、町を守るという強い意志を受け継いだのがやよい天狗なのです。
真意を確かめるのはとても困難なことですがやよい天狗を設置したことで商店街の平和が保たれ、今でも多くの地元民、さらには観光客に平和の象徴として愛されています。
また毎年4月におこなわれる別府温泉のお祭りにも登場し、地元のイベントを盛り上げています。町を練り歩く巨大なやよい天狗を見たいと多くの観光客が押し寄せる、観光アピールにも欠かせない存在として知られています。