岐阜大仏は岐阜市大仏町8-6の黄檗宗金鳳山正法寺にあります。
江戸時代後期に、塑造・漆箔により造立された国内最大規模の籠大仏で第11代惟中和尚と、第12代肯宗和尚の二代にわたる約38年の歳月を費やし、1832年に開眼供養が行われ昭和49年3月に岐阜県重要指定文化財に指定されました。
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「金鳳山正法寺」情報
以下「岐阜大仏」を見ることができる「正法寺」の情報です。
施設名 | 金鳳山正法寺 |
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住所 | 岐阜県岐阜市大仏町8 |
電話 | 058-264-2760 |
開館時間 | 9:00-17:00 |
休館日 | 年中無休 |
駐車場 | 無料:大仏殿の南側に参拝者用駐車場・小型10台 |
全長・長さ・高さ | 13.63m |
料金・入場料 | 大人200円 小人100円 |
岐阜大仏は鎌倉と奈良の大仏とともに日本3大仏と称され、胎内の骨格を木材で組み竹材を編んで外形が作られその上に粘土を塗り、惟中和尚が各地で集めた美濃和紙で作られた一切経、阿弥陀経、法華経、観音経等の経典を張り付けて漆と金箔を重ねて仕上げてあります。
そのように籠を編むように作られた為に籠大仏とも言われていてこの建て方の大仏としては日本一大きな仏像です。
大真柱と呼ばれる直径約57cmの銀杏の木の柱を大仏の背面に建て、台座から胎内を通して大仏殿第3層の下部まで垂直に立てて支えています。
サイズは像高13.63m、顔の長さ3.63m、目の長さ0.66m、耳の長さ2.12m、口幅0.70m、鼻の高さ0.36mです。
設置場所は屋外ではなく平成27年に岐阜市重要文化財に指定された大仏殿の中にあります。
木造3階建てでサイズは梁間19.16m × 桁行19.18m × 高さ23.60mです。正法寺は黄檗宗で宇治万福寺の末寺にあたる事もあり大仏殿の外観の雰囲気は中国の様式を感じます。
建立のきっかけは第11代惟中和尚が相次ぐ大地震や大飢饉に心を痛めてそれらの災害で亡くなった人達の菩薩の為でした。
1815年に第11代惟中和尚は亡くなってしまい約15年ほど中断したのですが第12代肯宗和尚がその意思を引き継ぎ中断と建立の為の資金集めが困難だった事もあり38年という長い歳月をかけて1832年に漸く完成しました。
アクセスは公共交通機関の場合は岐阜バスでJR岐阜駅から約15分乗車し岐阜公園歴史博物館前で下車し徒歩3分、車の場合は境内の駐車場が使用できます。バスの駐車場はありませんが事前予約すれば駐車可能です。